「10分でわかるココナッツオイルの魅力」
今回は、知れば使わずにはいられない!ココナッツオイルの健康効果や魅力、見分け方、その使い方などを紹介していきます。
一時期ハリウッドのセレブやモデルたちがこぞって使っていたことで話題になったココナツオイル。
ダイエットやアルツハイマー予防、アンチエイジング、スキンケアや日焼け予防などなど、その嬉しい効果は計り知れません。
興味はあるけど料理にどう使えばいいのか、また何を基準に選べばいいのか、料理以外に何か使えるのか、などなど10分弱でココナッツオイルが理解できる動画です。
ココナッツオイルが流行った理由はふたつあります。
ひとつは、ダイエット、ひとつはアルツハイマー予防。
どちらもポイントは「中鎖脂肪酸」です。
サラダオイルとかオリーブオイルなどの「長鎖脂肪酸」を摂ったときに、口から入って、小腸で消化吸収された後にリンパ管や静脈など通ってゆっくりと筋肉や肝臓に運ばれて蓄積されていく脂肪。必要に応じて分解されていくんですね。
一方で中鎖脂肪酸は、小腸から直接肝臓に運ばれて、エネルギーとしてすぐに分解される。
さらに、たまっている脂肪を巻き込んで燃焼してくれる。
特にお腹周りの脂肪の減少効果があることが実験結果でもわかってます。
脂なのに脂を燃やしてくれるってすごいですよね!
そんなこんなでダイエットにいい、と海外のセレブやモデルがこぞって使い始めて、一躍話題になったんですね。
そしてこの中鎖脂肪酸は、ケトン体を作ってくれるという役割もある。
脳の栄養分はブドウ糖ですが、このブドウ糖が少なくなってくると、肝臓からケトン体が作られて、脳に補給される。ケトン体を作ってくれる中鎖脂肪酸がないと、脳への栄養分がいかなくなる、というわけなんですね。
なので、ケトン体を作り出す中鎖脂肪酸豊富なココナッツオイルは、認知症予防にも良い、と言われているんです。
そんなこんなで、一時期プチブームをおこしたココナッツオイルですが、ブームは去ってもいいものはいいので、是非今使ってほしいんです。
なぜ今かというと、ココナッツオイルは大体摂氏24度で固まってしまうので、秋冬の寒い時期は使いにくいんです。液状に溶けている暑い夏こそ、使いやすい!
夏に美味しいエスニック料理と相性抜群。なので、まさに今です!
かといって、ココナッツオイル何種類かあると、どれがいいものなのか、何を基準に買えばいいのかわからない方も多いと思いますので、買うときに判断できる見分け方もお伝えします。
カルディのおすすめ品、オーバーシーズのココティエ↓。これ、いろんなスペック満たしてて、味もクセがなくて、かなりいいものです。カルディ、流行っている時はいろんなメーカーさんのココナッツオイルを置いてましたが、今はこちらとチャオコーです。
まず、ココナッツオイルを手にするときに、一番重要なことは、ヴァージンかヴァージンじゃないか。
もちろんオーガニックがベター。
あれ、でもこれエキストラバージンオイルじゃなくない?と思うかもしれませんが、
EXTRAっていうのはスペシャルの意味で、特に数値の基準などはないので、メーカーの頑張ってる心意気、みたいな意味と思ってください。
大事なのはヴァージンかどうかです。
ヴァージンは、ヤシの木から採って48時間以内に低温圧搾した未精製のオイルなので、フレッシュで栄養価も味も香りもココナッツのオイルそのもの。
そうでないものは、取ってから乾燥、圧搾、精製、脱臭や漂白、のような工程を経ているので、栄養も香りも味わいも、減っています。
そして、この中鎖脂肪酸の量もチェックポイント。60%以上ないと医学的に効能を得られないとされているので、60%以上あること。
そして、母乳に含まれて、赤ちゃんを雑菌から守るラウリン酸。抗菌作用すごいんです。
アーユルヴェーダでは「オイルプリング」といって、ココナッツオイルでうがいをすることで口内の洗浄を行う方法がありますね。
フィリピンやスリランカなどでは元々やけどや傷薬に使われているのは、ラウリン酸の効能なんですね。
産地ですが、今いろんな国で作っていて、どこの国のがダメってわけではありませんが、フィリピンはおオススメ。
貧しい国なのでココナッツオイルで国興し的なところがあり、国にココナッツ庁があり、良質なものを作ろうと国を挙げて頑張ってます。
赤道に近い暑い国の方がよく取れるので、生産量はインドネシアに負けて世界2位ですが、消費量は1位です。
暑い国では、よく紫外線予防にも使われてます。データ的には20%紫外線カットできるので、日焼け止めをココナッツオイルだけで安心、というのはちょっとアレですけど、髪のダメージを予防するヘアオイルやボディオイルとしては、とてもいいと思います。
大きすぎて使い切れなさそう、という声もありますが、そんな心配はいりません!
まず、オリーブオイルの2倍以上のビタミンEがあるので、抗酸化作用で劣化もしにくい。
そして、食べるだけでなく、いろいろ使える!
やけどや傷薬にももちろんですが、私はこの時期は洗面所とお風呂に置いて、クレンジングオイルに使ってます。
まず手に取りますよね。そして顔を洗い、さらに手にくっついたのは身体や髪にばしばしつけます。
そしてその後に普通に洗い上げると、肌も髪のつるつるになります。
で、お風呂から上がったら今度は洗面所においてあるココナッツオイルを手に取って、顔につけ、余った分は髪や手足につける。
そしてその後で化粧水をつけると、浸透力すごい。
もちろんオイルなので、お手入れの最後に浸けても、ヘアケアで髪につけてもOKです。
1,2年前のやけど跡も、毎日塗り込んでたら消えました!
そんな天然のお薬のココナッツオイルですが、もちろん食べるのが本来の目的。
酸化しにくく熱にも強いので、いろいろ使えます。
身体に良いとはいえオイルなので他のオイルと同様、大さじ1で100カロリー前後あるので、飲みすぎはおすすめできません。大さじ2位目安でいいと思います。
効能も得られ、カロリー過多にもならない量です。
私は朝のコーヒーに入れます。
朝は血中にブドウ糖がないので、ケトン体を作りやすいんですね。
油浮いてますが、気になる方はガーっと攪拌すれば、乳化します。
ココナッツフレーバーのコーヒーで、朝からハワイ気分です。
ココナッツ好きな方はほんとおすすめ。
クッキー作る時も、バター代わりにココナッツオイルで作ると、軽くて甘い香りがしてオススメです。
とはいえ、料理はなんにでもあうわけではなく、やはり一番はエスニック。
グリーンカレーのペースト炒める油をココナッツオイルにするだけで本格的になる。
あと、でんぷん多い甘目の野菜と相性抜群。
一番は焼き芋。最強!
焼き芋にちょっとかけて、美味しい塩をパラっと掛けたら最高。
キャロットラペにもおすすめ。
かぼちゃのスープや、ポテトサラダや蓮根ソテーにもいいです。
醤油麹との相性も抜群で、醤油麹とココナッツオイルを合わせたタレは、豚肉やラムチョップ、普通にかぼちゃのソテーにもマッチします。
美味しくて、身体の内にも外にもよいココナッツオイル。
ぜひ、使ってみてくださいね!