和えるだけ!発酵食ダイエット~副菜に加えるだけで痩せていく?!【塩麹編】
食欲の秋!これから寒くなって積極的に外に出るのも億劫になってきますので、
秋冬は太っちゃう~って方も多いと思います。
かといって、美味しいものを我慢するのもつらいし、ダイエットはよっぽど根性ないと続かないし、
リバウンドとの闘いも大変ですよね?
適当なダイエットをして栄養不足になると、肌もあれるしシミしわの原因になるし、
代謝も落ちてかえって痩せにくくなります。
そこで、太りたくない時には、我慢するマイナスのダイエットではなく、
痩せやすい食材を身体に摂り入れるプラスのダイエット。
食いしん坊にはこれです。
身体が満足するものをプラスすれば、脳も満足して、余計なものを食べたくなることも減ります。
プラスするとダイエットに効果的な食物って色々ありますが、身近にあって日々調味料として使えるものとして私が推奨したいのは、何にでも使える発酵食品。塩麹・醤油麹です。
今日は「副菜に加えるだけで、痩せていく!?究極の健康食」塩麹編。
私がオススメする、和えるだけの超簡単メニューを紹介します。
毎日食前に、あるいは副食のひとつ、ダイエットとか食べすぎた翌日の食事なら1食分の置き換えでもOKです。 塩麹はじめ、美と健康とダイエットにいい食材ばかり使って、それらの効能も詳しく説明しながら、作り方を紹介していきます。
●チョレギ風キャベツ塩麹和え
【材料・1~2人分】
キャベツ1/4個(150g)、A{塩麹大さじ1、えごま油小さじ2、白すりごま・黒すりごま各小さじ1、おろしにんにく少々}、焼き海苔3切り3枚、
【作り方】
- キャベツはざく切りにして、ボウルに入れる。
- Aを混ぜて手でもみながら混ぜる。しんなりしたら、焼き海苔をちぎりながら加え、ざっと混ぜる。
まず、塩麹。
麹の栄養や健康効果、美容効果って本当に素晴らしいんですよ。
身体の中では作られない9種類の必須アミノ酸、神経の興奮を鎮め、ストレス軽減に役立つアミノ酸GABAや、血圧降下作用がありドロドロ血を防ぐペプチド、メラニンの生成を防ぐコウジ酸、腸内環境を整え免疫力を高めるといわれるオリゴ糖など、栄養と健康パワー満点!
そしてなんといっても麹の植物性乳酸菌は、ダイエットの強い味方。
動物性乳酸菌のヨーグルトやチーズは胃酸で壊れてなかなか腸まで届かないけど
植物性乳酸菌は腸までしっかり届くので、悪玉菌を減らし善玉菌を増やしてくれます。
腸内環境が改善されれば、新陳代謝が良くなって、内臓脂肪などが燃焼されやすくなる。
便秘でお悩みの方にもアンチエイジングにもおすすめです。
それと、麹に含まれる「痩せビタミン」といわれるビタミンB群。
糖質の代謝に関わるビタミンB1、脂質の代謝に関わるビタミンB2、たんぱく質の代謝に関わるB6、アミノ酸の代謝に関わるB12ほか、ビオチン、パントテン酸、ナイアシン、葉酸などのビタミンB群は、痩せ体質を作ってくれる、と言われてます。
水に溶けやすいので生で摂るのがいいビタミンなので、今日のような火を使わない料理にはぴったりです。。
塩麹は、簡単なのでできれば自分で作りましょう。
できたものを買ってもいいんですが、自分の住んでる環境の菌で作った方が身体に合うし、
乳酸菌とか酵母とかいい菌が元気に生きているから、さらに効果が高まります。
そして、スーパー野菜、キャベツ!
キャベジンでもおなじみのように「食べる薬」と言われてます。
胃腸粘膜の新陳代謝を活発にしてくれるビタミンUやビタミンKを豊富に含み、
ビタミンCの含有量も淡色野菜の中ではトップクラス。食物繊維やカリウム、カルシウムなど
ミネラルも多いとっても優秀な野菜なんです。
そしてえごま油。
油って、日々使うものなので、食生活の中でけっこう大事なポイントです。
油は細胞膜を作ってくれる大切な役割があるので、なんの油を使うかってすごく重要。
私が普段から健康を考えてよく使う油は、生なら、えごま油とアマニ油です。
脂質の代謝をよくするオメガ3脂肪酸のひとつ、αリノレン酸を含んだ油です。
このオメガ3脂肪酸は体内の脂肪を分解してくれる褐色脂肪細胞を増やしてくれることがわかっているし、
中性脂肪やコレステロール値の低下作用も認められています。
通常の現代人の食生活では、サラダ油やごま油などオメガ6に偏ってしまう傾向があるので、
これが心筋梗塞などの病気のリスクにつながっているといわれています。
オメガ6に偏っていかないよう、積極的にαリノレン酸は摂った方がいいです。
アマニ油もえごま油とほぼ同じ脂肪組成なんですが、アマニ油の方がクセがあって食べにくいので、
えごま油が使いやすいと思います。
αリノレン酸は酸化しやすいので、注意点は冷蔵保存が原則で、加熱料理には使えないところがミソですが、
使いやすい油だし、1日小さじ1杯でいいので、サラダにかけたり、
冷ややっこやおひたしにちょっとかけたりしたら、すぐとれます。
そして胡麻。
胡麻は太古から「不老長寿の妙薬」とか「食べる丸薬」といわれ、
クレオパトラも美と健康のために日々摂っていたといわれる、健康食。
セサミン、ゴマリグナンって聞いたことあると思いますが、
ゴマリグナンというのが、胡麻に含まれる特有の抗酸化物質で、その中の代表的なひとつがセサミンです。
大体の抗酸化物質が、水溶性で肝臓まで届くことができないけれど、
ゴマリグナンは肝臓まで届くので、肝機能を高め、
コレステロール値を下げて善玉コレスレロールを増やす作用があるといわれています。
20%がたんぱく質ですが、若返りビタミンといわれるビタミンEが豊富だし、食物繊維もたっぷり
鉄分、カルシウムも豊富。
いりごまよりすりごまの方が消化吸収良いので栄養の吸収もいいです。
特に黒ゴマは、ポリフェノールも含むし、腎臓、肝臓に良いといわれ、
中国では昔は「仙人食」と呼ばれていたくらいの薬膳。
ただ白ごまも、乾燥肌や便秘の人にはいい、腸を潤すという黒ゴマとはまた違った効果もあるので、
漢方では両方とるのがいいと言われてます。
今日両方とりますが、どちらかひとつでもOK。
もちろんイリゴマを自分ですった方が薫り高いですが、
日々とるものなので、続けるには手軽が一番。すりごまで大丈夫です。
そして、にんにく。
にんにくのビタミンB1と、独特のにおい成分アリシンは、
余分なエネルギーを燃焼する“褐色脂肪細胞”をに働きかけて痩せやすくしてくれます。
そして最後に海藻の海苔。これは、しんなりしすぎちゃうので、食べる直前に混ぜましょう。
なんと海苔の1/3が、ダイエットの味方、食物繊維なんです。
ビタミンB1、B2にC、たんぱく質も意外と豊富だし、
中性脂肪を減少させてくれるといわれるEPAも含んでいます。
地味だけどすごいんですよ。
しかも、この海苔を分解できる腸内細菌を持っているのは、日本人だけらしいんですよ。
せっかく日本人として生まれてきたのですから、是非海苔食べましょう!
ということで、痩せ食材てんこ盛りのこの一品を食前、あるいは副食に入れて最初に食べれば、
食物繊維たっぷりだから血糖値の上昇は抑えるし、腹持ちはいいし、
栄養も健康パワーも摂れる、というめちゃめちゃおすすめのメニューになります。